30才の初恋
第3章

もう振り回されない

宗次郎が奈歩ちゃんをなだめるが、奈歩ちゃんは絶対譲らない。




約束した事は守らないといけなし、奈歩ちゃんと遊園地に行こう。




「奈歩ちゃん、明日美ちゃんは病気だから、遊園地には行けないの。咲良オバサンが美味しいお弁当を作るから、一緒に遊園地に行こう。」



「うん、分かった。咲良オバサンと一緒に行く。ママとは又行くよ。病気は駄目だもん。死んじゃうから。」




奈歩ちゃんはママのことを、思い出したのかな。



小さな体で一杯我慢して来たんだね。




「明日美ちゃん、汗かいたみたいだから、パジャマを着替えた方がいいわ。」




「明日美、シャワー浴びた方がいいだろ。」




ちょっと、斗真みんながいるのに、私をお姫様だっこした。




奈歩ちゃんに又叱られちゃうよ。




ほらね、奈歩ちゃんが泣き出した。




「斗ちゃんの浮気者、許さないんだから。」




「奈歩、止めるんだ。」




「パパなんて嫌い。」




奈歩ちゃんは部屋を出ていってしまう。




「明日美は自分の事だけ考えてろ。」




ちょっと待って、何で斗真が服を脱ぐ訳?




おかしいよ。



まさか、一緒にシャワー浴びるつもりですか?











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