30才の初恋
中々斗真が戻って来ない。斗真の部屋は、無駄に広いだけで物が置かれていない。
大きなテレビとソファ-があるだけ。
仕事は何処でするのだろ。部屋にあるもう一つのドアを開けると、書斎だった。
パソコンもあるし、ここが仕事場なのかな。机の上に無造作に置かれた小さな箱、中身は指輪だった。
これはなんなの?
イニシャルが刻まれていた、Tは斗真、Sは誰?
斗真には指輪を贈る相手がいるって事?
やだ、手の震えが止まらない。
斗真には本命がいるのに、私に告白しようとしてるの。
私をからかって楽しんでる訳、酷いよ。
「明日美、何見てるんだ。それは違う、イニシャル「聞きたくない。もう私を振り回すのは止めて!指輪を贈る人がいるのに、斗真なんて嫌い!」
いつも、いつも、こうなんだから期待させて振るんだから、たちが悪すぎる。
どうやって玄関までたどり着いたか覚えていない。
門を出た所に宗次郎と菜歩ちゃんがいた。
宗次郎の顔を見たら泣けて来た。
私は本当にバカだね。
バカ過ぎで、笑えて来た。
笑いながら、涙が溢れた。
大きなテレビとソファ-があるだけ。
仕事は何処でするのだろ。部屋にあるもう一つのドアを開けると、書斎だった。
パソコンもあるし、ここが仕事場なのかな。机の上に無造作に置かれた小さな箱、中身は指輪だった。
これはなんなの?
イニシャルが刻まれていた、Tは斗真、Sは誰?
斗真には指輪を贈る相手がいるって事?
やだ、手の震えが止まらない。
斗真には本命がいるのに、私に告白しようとしてるの。
私をからかって楽しんでる訳、酷いよ。
「明日美、何見てるんだ。それは違う、イニシャル「聞きたくない。もう私を振り回すのは止めて!指輪を贈る人がいるのに、斗真なんて嫌い!」
いつも、いつも、こうなんだから期待させて振るんだから、たちが悪すぎる。
どうやって玄関までたどり着いたか覚えていない。
門を出た所に宗次郎と菜歩ちゃんがいた。
宗次郎の顔を見たら泣けて来た。
私は本当にバカだね。
バカ過ぎで、笑えて来た。
笑いながら、涙が溢れた。