30才の初恋
「斗真と喧嘩したのか?家まで送るよ。」
それ以上宗次郎は何も聞いて来ない。宗次郎といたら、きっと幸せになれると思う。
「菜歩ちゃん、やっぱ遊園地一緒に行こう。」
「明日美、体は大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ、それにお医者さんが一緒だから、心配ないでしょ。」
了解、そう言って宗次郎は車を走らせる。
菜歩ちゃんが眠ると、宗次郎が車を止めた。
「明日美、どうした?斗真となんかあったんだろ。」
斗真といると苦しくてたまらない。好きな気持ちが強過ぎで、斗真の気持ちが見えない。
斗真が本当に私が好きなのかも分からなくなる。
指輪を贈る相手がいるのに、私を好きだなんて告白するつもりだったの?
「斗真の部屋に指輪があったの。イニシャルが私のではなかった。」
「イニシャルはなんだったんだ?」
「TとSだったと思う。」
宗次郎がクスッと笑った。
「明日美には教えない。」
Sを知ってるの?
今日は何も考えずにゆっくりお休みと言って、宗次郎は帰って行った。
こんな気持ちのままで眠れない。
泣き過ぎて、身体中の水分がなくなってしまったみたいだ。
それ以上宗次郎は何も聞いて来ない。宗次郎といたら、きっと幸せになれると思う。
「菜歩ちゃん、やっぱ遊園地一緒に行こう。」
「明日美、体は大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ、それにお医者さんが一緒だから、心配ないでしょ。」
了解、そう言って宗次郎は車を走らせる。
菜歩ちゃんが眠ると、宗次郎が車を止めた。
「明日美、どうした?斗真となんかあったんだろ。」
斗真といると苦しくてたまらない。好きな気持ちが強過ぎで、斗真の気持ちが見えない。
斗真が本当に私が好きなのかも分からなくなる。
指輪を贈る相手がいるのに、私を好きだなんて告白するつもりだったの?
「斗真の部屋に指輪があったの。イニシャルが私のではなかった。」
「イニシャルはなんだったんだ?」
「TとSだったと思う。」
宗次郎がクスッと笑った。
「明日美には教えない。」
Sを知ってるの?
今日は何も考えずにゆっくりお休みと言って、宗次郎は帰って行った。
こんな気持ちのままで眠れない。
泣き過ぎて、身体中の水分がなくなってしまったみたいだ。