30才の初恋
10持に宗次郎が家まで迎えにくれた車の中に、咲良さんがいた。




咲良さんには私が行くからと、電話したのに、明日美ちゃんはお弁当作れないから、お弁当担当で今日は一緒にいくわねと言われてしまった。




仕方ないけど、今は咲良さんに会うのが辛かった。




斗真の事が心配で来たのではないかと、勘ぐってしまう。




でも咲良さんは斗真の事を一切言わなかった。




今日は奈歩ちゃんと楽しもう。




乗り物にも挑戦してみようと思う。




ジェットコ-スター以外なら、なんとかなる気がする。




だが、無謀な挑戦は直ぐに終わった。




「明日美いいから、ベンチに座って休んでろ。」




50代の咲良さんは、奈歩ちゃんと珈琲カップに乗ってる。




見てるだけで目がまわりそうだ。



やだ、本当に目が回って来た。



わぁ、頭が揺れてるよぉ。
















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