まっすぐに君を
「とりあえずプリとろっか」

「そうやなぁ〜」

「あ、その前にqueenよりたい!」

queenとは、女の子が好むお店だ。
あたしはそこで文房具を選んでいた。

その時、

「もしかして悠?」

愛生と西中の悠が話をしている声がした。

「愛生やん!久しぶり!てかまた球はやーなっとったな!」

「そんなことないわ!悠のが速いやん」

速いってことはピッチングの話でもしているんだろう。お互いピッチャーだから。そんなとき悠の隣の子があたしに対してお辞儀した。かっこいい……って相手は女子だっつうの笑

「ショートの子やんな?」

「あ、そうです!サードの……?」

「そうやで!」

やっぱり。彼女は青葉ちゃんと言うらしくクールでかっこいい。スレンダーと言ってもいいほどに細い。実に羨ましい笑。

「良かったらプリとらん?」

愛生がそういったら二人は頷いてくれた。

あたしはすぐに文房具をかってみんなのところに駆けつけた。
三階にあるゲームセンターまで話ながら行った。
< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop