彼氏の余命を知ってる彼女。
「あはは!それで?」
「それで母ちゃんが犯人追いかけて!」
「あはは!面白過ぎ!」
──昼休み、弁当を食べながらヒカルのお母さんの昨日あった出来事の話を聞いて爆笑していた。
アズキは隣のクラスの彼氏と一緒にご飯食べると言って、食堂へ行ってしまった。
私とヒカルは裏庭で芝生の上で弁当を食べている。
今日は気温が高く、風もない事から、私からヒカルに裏庭で弁当を食べようと誘ったんだ。
裏庭には誰もいなく、ヒカルと二人っきりの空間に居るみたいで心地いい。
ずっとここに居たい、って思ってしまう。