彼氏の余命を知ってる彼女。


──ずっと一緒に。


彼女の言葉が私の頭の中で駆け巡る。


初対面の彼女に何回か、この言葉を念を押されたような気がした。


何かを感じ取ったのかもしれないし、偶然かもしれない。


だけど──


「ヒカルと私はずっと一緒って決まってるよ、そうだよね?」


ヒカルにそう聞かないと自分自身が落ち着かなかった。


    
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