彼氏の余命を知ってる彼女。


今日は水曜日。ここにくるのは日曜日振りだ。


私は少し歩き、辺りを見渡すと、見覚えのあるデス・クロックを発見した。


小走りで近付くとそれは間違いなくヒカルのデス・クロック。


数回ここに来て、ヒカルのデス・クロックを覚えてしまったみたい。


ゆっくり手を延ばし、デス・クロックに触れようとした瞬間、冷たい風が後ろから吹いた。


それが誰なのかはもう、わかる。


    
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