彼氏の余命を知ってる彼女。


お母さんの言葉を聞いた瞬間、私の体の中の血が止まるような感覚に陥った。


そして、目の前で何か話しているお母さんの声がだんだん遠くなっていく。


ついには、目の前が真っ暗になってしまった。



──お母さんは今、何て言ったの?


お母さんの言葉を反復するかのように、私の口からお母さんの言った言葉を繰り返した──。


    
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