彼氏の余命を知ってる彼女。


「…」


──あの時。


愛しい人を失ったあの日。


私はあなたからもらった第二の人生を歩み始めた。


それは壮絶な苦しみや悲しみでとても容易い道ではなかった。


でもそれを乗り越えられたのはあなたがくれた道だから。


…ねぇ、私、もうそろそろ


「…」


その道、Uターンしても──いいかな?


    
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