彼氏の余命を知ってる彼女。
「…また、出逢えたね」
黒のマントのようなモノで全身を包み、私に恐怖を抱かせる大きな切れ味の良さそうな大きな鎌を担いだ男の人。
そして、優しい瞳をした──死神。
いや。
「…そうだね、ヒカル」
あなたがどんな姿になっても私はもう何も怖くない。
決して逢えるはずのない二人がまたこうして出逢えたんだから。
ねぇ、ヒカル。
私、結構姿変わっちゃったけど、これからずっと一緒に居てくれる──?
私が笑顔でそう言うと、君も変わらないあの笑顔で──