アネハと詩織 〜嫉妬と悪魔と星空を添えて〜
始まりはここから
これは波瀾万丈な人生を絶えず神に突き付けられ続けた私の一部の思い出です



フィクションと思われがちですが私の記憶力はだいぶ並外れた物があり、会話等も一切綻びがありません


ただ当時の主要人物の名前を忘れるというミスがありますがそこはあだ名で御了承下さい



あれは俺が高校生に入学したばっかりの話




悪さ片鱗すら見えなかった純粋さを辛うじて持っていた時代



5月


部活の仮入部があった


俺はハンドボールをやろうとしてたんだ


そこで生徒指導部長に聞いたのさ



「ハンドボール部の仮入部ってどこ行けばいんすか?」



「あーこの上の階の1番奥の教室だよ」



「あす」



俺は言われた場所に向かった



ガラァ



「失礼しゃーす」



「あっ!新入部員の方ですかー!? どうぞ入って入ってー!」



テンション高っ



まぁ下手に上からくる先輩よっかいいけど



「座って座ってー」



有無を言わさず座らせられ入部届けを書かせられる



まぁやりたいと思って来たからいいんだけど



しかし周り随分大人しそうなの多いなぁ



ガラァ




顧問が来た


おぉぅ 確かに厳しそうな顧問だぜ


どんなスゲェシゴキが待ってるやら






「ようこそ吹奏楽部へ」







(ΦωΦ)






・・・・(ΦωΦ)







[入部届]

私は本校吹奏楽部への入部を希望する


吉田






あれ?(ΦωΦ)











こうしてまんまと吹奏楽部に入れられたのが全ての始まりでした
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