アネハと詩織 〜嫉妬と悪魔と星空を添えて〜




「ア・・・・アネ・・・アネアネ・・・・ハ・・・・さん」








「ゴメンな やっぱ心配で見舞いに来たわ」




「そ、そっかそのオーラだけで詩織も喜ぶわ」




「詩織いるんしょ?会わせてよ」





「いや、今寝てっからそっとしといて」




「いや顔見るだけだから」




「お前は詩織が大事じゃねぇのか?」




「え?」




「男だったらよ、好きな女の為なら自分の欲求より元気になってもらう事の方が大事なんじゃねぇのかよっ!」










世界一言葉に説得力の無い男がそこに居た






そう





俺だ







「あぁ、確かにな カイさん俺が間違ってたわ」




「わかってくれたか ならその丸ごとバナナ置いて今日は帰りな」







「ん・・・誰〜?」








<●><●>












バタァァァアン!!!!






「ちょ、カイさぁぁん!今詩織起きてたでしょぉぉぉ!!」





ガチャガチャガチャ




「クッソが、なんでうちの部屋は両手じゃねぇとカギかけらんねぇ南京錠なんだか・・」





気抜いたら 開けられる チクショウめぇぇぇ






「カイさぁぁん!! 詩織の声がしたでしょうよぉぉ!!!開けてよぉぉぉ!!!!」




ガチャガチャガチャ
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