アネハと詩織 〜嫉妬と悪魔と星空を添えて〜


だが



手が緩んだ



ここだ





ザバァァァァァァ!!!!





「ぶぉえぇぇぇぇ・・・・!!!!ゴボッゴボッ!!!!」





水中から脱出




滲む目に見えたのは血だらけのアネハの手首




「悪い・・・・お前ホントに殺すわ・・・・」





アネハの頭を掴み頭突きを乱打



アネハも腹やら足やらを殴って来るがそんなもん無視でひたすらパチキ



次第に動かなくなったがまだやめない




そしておよそ五十は打ち込んだであろう辺りで俺のデコも限界なのでストップ





「ハァッ・・・・ハァッハァッ・・・・」





「死ぬのはまだ早いだろう 起きてもらおうか」






アネハを河に沈める




ザバァァッ




ボコボコボコボコ・・・




ザバァァ




「ブハァァァッッッ・・・・!!!!」





「起きたかね?」




アネハを陸に引きづりだす


また水中で首絞めなんて喰らった日にゃ俺もヤバい





陸にあげたアネハを踏み付ける




「よぉ、俺を殺すんだろ?コンクリで頭割る位の覚悟があんなら寝てんじゃねぇよ」




もはやアネハは返事もしてこない




「聞いてんのか?」






ゴソゴソブレザーの中をまさぐるアネハ




「おい、ドMみてぇな動きしてねぇで返・・・」






「うぁぁぁぁっ・・・・!!!!」






スネに超が付く激痛





暗くてよく見えんが間違いない




俺刺された




10得ナイフらしきものて





「痛ぇだろ・・・・? 俺が詩織取られた痛みはそんなんじゃねぇぞ!!!!」
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