限られた永遠の物語
「ひさしぶりだねリリ」

「最近忙しかったのよ」

彼女はふっと隣の椅子に座った

「ごめんね」

「?」

「あの時勝手に帰ってしまって・・・」

あの時?死神らしくないって言ったことかな?

「オレこそごめん。気にしていること言ってしまったみたいだね」
オレは彼女の髪に触れようとしたが、彼女は決まったようにオレから逃げる

「だから・・・!!何度も言ったでしょ・・・!!
私に触れるとあなたはもうこの世からいなくなってしまうのよ」

彼女の目が大きく開く

オレはその様子を見て笑った
< 20 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop