限られた永遠の物語
目をあけると真っ白な天井が広がっていた。

「谷崎さん、気がつきましたか?」

あれ?なんで

「生きてる・・・・?」

「お父様とお母様を呼んできますね」

そういうと看護師はオレのもとを去った。

また、生きてる

なんで・・・

「なんで生きてるんだよ・・・」
ベットのシーツを掴みながらオレは声を殺して泣いた



それから3日後、オレに変化が訪れた。

オレの病気が完治していたのだ。

何でなのか全然わからない。

両親は泣いて喜んだ。
神様のおかげ。と喜んでくれた。
オレは素直に喜べなかった。

これじゃもう…
もう二度とリリに会えない。

なぁリリお前は元気なのか?

なんであの時泣いていたんだ?

何であの時触れることができたんだ?

答えてくれよ

「リリ・・・」

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