限られた永遠の物語
その時ふっと何かに呼ばれた気がした。

「?」

歩いて行くと突き当りに病室があった

そこは個室でしかも人が入っていた。

―加納 まゆみ

知らない名前だと思いながらおそるおそる中をのぞいてみると、カーテンでふさがれていた。

こんなことをしてはいけない。

そう思いつつも、でもどうしても知りたくて

ゆっくりとそのカーテンを開けた

「リリ…」

中にいたのはリリと同じ顔をした女の子。
いや、リリだった。

「何で・・・?」

その時彼女のまつ毛が震える。

「リリ・・・!」

ゆっくりと目を開くと彼女はオレを見た

「しゅ・・・ん・・・?」

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