限られた永遠の物語
どうして私が死神になったのか

どうして1人前の死神になれなかったのか。

わかる気がするしまだ未だにぼんやりするところもある。

でもね、これだけはわかるんだ…


「瞬〜、今度お弁当もって公園に行こうよ」

「おっけ!スケッチブックもって行ってもいい?」

私が今ここにいること

ここで生きていることは神様がくれた奇跡

「リリ、寄りかかってもいい?」

「またぁ?」


私の背中が温かくなる

大好きな温度

落ち着ける重さ


「だってリリの背中落ち着くし」

大好きな声と大好きな人


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