魂の旅
僕は、足をうんと踏ん張って

何かの台に手を掛けた。

何回もしているうちに

両手が台を掴めるようになった。

足はぶるぶる震え、

手もぶるぶる震えたけれど

僕は 沢山の物を目にした。

いつもは お母さんに抱っこして貰わないと

見えないものが、僕は見ることが

出来るようになった。

僕と身体と心は、楽しくて嬉しくてたまらない。

< 20 / 33 >

この作品をシェア

pagetop