魂の旅
「もうそろそろ仕事は

やめたらどうだ?」

「そうね。

でもぎりぎりまで続けたいの」

「大事な身体だ。

君1人の身体じゃないんだから。

ここに僕達2人の子供がいるんだ。

身体を労わってくれよな」

少し強めの口調でお父さんが言っている。

僕はお母さんの寂しさを感じていた。

お母さんが寂しい時は僕もとても寂しい。
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