桜嵐~嵐のような奴等~
「海、ねぇ海!!」
「...あ、何。」
やばい、ぼーっとしてた。
「海高校行ったらカラコンするのやめなさい★」
はぁ??
「無理だよ。あっち行ったら私の事知らない人ばっかだから、絶対びっくりされる。しかも一応進学校だからそんな瞳の色してちゃ......ってお母さん大丈夫??」
私が進学校だからと言うと、母は顔を歪めた。
...なんで??
「海。大事な、大事ーな話があるんだけど......いい??」
「どーぞ??」
「実はね...、」
この時、嫌な予感はしたんだ。
「その、進学校の事なんだけど...」
今でも思う。聞かなきゃよかったって。
「海には高校は違う所に行ってもらうことになったの。」
「え...??」