桜嵐~嵐のような奴等~
「...は??」
ちょっと待って。これ何の冗談??
新手のいたずら??あ、そういえばお母さんはいたずら大好きだし。絶対そうだ。
...そうにきまってる。
だけど母は、そんな期待をあっさり裏切った。
「あなたは私の姉の子供なのよ。しかもね......」
もう嫌だ。聞きたくない。
耳を塞いでしまいたい。
何も、何も聞きたくない。
「あなたは実は三つ子なのよ。」
その時、何かが崩れる音がした。