一瞬の好き
みんな、喜んでいた。
でも、私は違う。
みんなの反対。
嬉しくなんかない。
だって………
準優勝だったんだから……。
目標が達成できなかった……。
一年前に亡くなったおばあちゃんと約束してたのに……。
約束を守れなかったあたし。
自分を恨んだ。
悔しくて悔しくて……
ついに涙が出た。
みんなはあたしを見て、驚いた顔をしていた。
そんなあたしに誰が声をかけてきた。
「咲羅……。良く頑張ったね?片付けて帰ろっか!」
声をかけてきたのは……
あたしの親友、莉子。