俺様王子のお気に入り




「王子のお呼びだしだね。あー、いいなぁ。私も呼ばれてみたーい!」


「はーい、今行く~…」




美菜の声を無視して、少しよろめきながら立ち上がる。



あー…、何かふらふらするんだけど。足が重いし…




そう思いながら何とか翔の待つ廊下まで歩いた。




…廊下がこんなに遠く感じたのは初めてだ。








< 107 / 217 >

この作品をシェア

pagetop