俺様王子のお気に入り




とにかく、“あいつ”は超っっっムカつく奴!!



と、思いながら舞台に上ってくる“あいつ”を一睨みする。




すると、偶然“あいつ”も私の方を見ていて、バッチリと目が合った。




わ―、最悪…




ため息をつきながら“あいつ”の顔をもう一度見てみると、


そこに待っていたのはさっき女子のみんなに見せていた甘~い笑顔じゃなく、



意地悪~な笑顔だった。




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