俺様王子のお気に入り
≪はい! 鈴乃さん、どうもありがとうございました~!!≫
一通り済ませると、私は受賞者が並んでいる舞台の後ろへささっと移動する。
わ~ やっぱみんなの投票で選ばれた子だけあって、今年の1・ミス・クラウンの子すっっごい可愛い&美人な子。
私なんかよりよっっぽど可愛いじゃんか。
って、それ以前に何で私は可愛くも美人でもないのに何で選ばれたんだ?
あ、友達多いからかな。友達の多さには自信あるし。
あれ? でもそんな事いったら美菜だって友達多いしそれに私と違って美人だし可愛いな。
あ―、も―わかんない。