俺様王子のお気に入り
てゆーか、普通~に彼女かどうか…って聞けるってことは、コイツ、俺の事どうも思ってないって事だよな。
攻めても攻めても全然効果なしだもんな…。ったく、どうやって惚れさせろっていうんだよ。
「あいつさー、女子に嫌われるタイプなんだよな。何となく…わかるだろ?」
「あー…うん。何となく、ね」
ここにきて、初めて鈴乃の声のトーンが下がった。
まぁ、同じ女子の立場からしてみれば…言いにくいか。