俺様王子のお気に入り
「はよ、鈴乃」
「え? あ、翔か。おは…」
そう後ろから声をかけられ、振り返ってみると、翔が立っていた。
『おはよ』と言いかけたところで、ふっと昨日の事が頭をよぎる。
〝俺は…、もうお前に、本気の恋、してるけど?〟
その翔の言葉を思い出して、一気に体が熱くなっていくのがわかる。
「どーした? 昨日みたく顔真っ赤になってきてるけど?」
そんな私を見て、面白そうにニヤニヤと笑う翔。
…超×∞ ム・カ・ツ・ク☆