Distance‐マイナス5cm‐


昼休み、美姫はあたしが元気なのを知ると、「たんじゅ〜ん」って憎まれ口たたいてたけど、心配してくれてた事知ってるから、そんな言葉も可愛く思えた。




家の事、いきなり全部上手くはいかないって不安もあるけど、取り敢えずもうすぐ楽しい夏休み♪


家族との時間も沢山持てるし、結夢や美姫とも遊んじゃうし、何てったって誠といっぱい遊べるもんねッ☆



海行ったりぃ、花火したりぃ、お祭り行ったりぃ……


イベントが盛り沢山!











その間叶チャンとは……


叶チャンとは、会えるかな。







――ッて、何でこんな事思ってるんだろ!?




叶チャンはただの幼なじみなんだから、別に。


別に……今までどーしてたっけ。




叶チャンには彼女がいて

それでもあたしは遊びに誘ったりして

だって遊んでくれたから。



今年はどーなるのかな…



叶チャンからはきっと誘っては来ない。




夏休みは、会えないのかな……











――じゃなくてッ!

こんな事考えちゃダメ!











あたしには、





誠がいるんだから……
< 313 / 481 >

この作品をシェア

pagetop