Distance‐マイナス5cm‐
「じゃあ一緒に水着買いに行こッ」
そして今度は結夢からの提案。
「う、うん」
あたしは少々呆気に取られながら、頷いた。
まぁたまには皆でパァーッと遊びたい時だってあるよね。
夏だし!
夏はワイワイはしゃぎたいもんね♪
自分の席に戻り、ピロリンにOKだった事を伝えた。
それから誠にも相談して、結夢と水着を買いに行って
―――――………
今にあるってわけ。
結夢と水の掛け合いをしながら砂浜の方を見ると、誠とピロリンがあたし達を呼んでいた。
水の掛け合いは一旦中断して、あたし達は誠達の元へ、水しぶきを上げながら走った。
「ありがとう♪」
ピロリンは結夢にイチゴのシロップの掛かったかき氷を渡し、あたしは誠からレモンのシロップが掛かったかき氷を受け取った。
あぁ……それにしても、誠カッコイイなぁ。
明るい髪に色素の薄い瞳。少し日焼けした肌。
身長も高いし、痩せてるのに引き締まった筋肉。
こんな事思うあたしってエロいのかな!?
いやいや、でもつい見惚れてしまう……てか他の人に見せたくないんですけど!