『好き』なんだよ…



 瑠花はモタモタ、弁当を片付けている。





 俺はそれを待っていた。





「瑠花―! 遅いー! 先行くよー! 」





 彩は、屋上の出口に立っている。





「ごめん!! 先行ってて! 」




「分かった! 」




 彩と龍は先に教室に戻った。





 今、屋上にいるのは俺と瑠花。




「ごめんね、裕。待たせて。」




「大丈夫。待ってたいと思ったから、いるだけ。」



「…ッそう///。ありがと///。」



 瑠花が赤くなった。



 お、赤くなった。



 おもしれー。



 でも、イジったらまた怒られるかも…。




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