『好き』なんだよ…



「ちょっと! 裕! 行くよ! 」




「…お、おう!! 」



 瑠花の声に返事をして走った。



 時計を見ると、残り2、3分。



 ヤバッ…。


 間に合うかな…。



 しょうがねぇ! 



「えっ?! 」



 俺は瑠花の手を握った。




 驚いている瑠花の顔はおもしろい。



 正直、振り放されるかと思ったけど、素直に手を握られてる。




 俺達は、教室へ走った。






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