『好き』なんだよ…




「あ、あのこれ!! 」






あたしは、強引に裕に箱を渡した。







「お母さんから…」





「あ…ありがとな。」







裕が箱に手をあてたとき、あたしの手に少し触れてしまった。





「…///!! 」





あたしは、ビックリして手を引いてしまった。






「…あっ。ごめん。…あたし、帰るねっ!! 」






あたしは、裕の家の玄関から走り出そうとした。






「待って…!! 」




でも、裕に腕をつかまれてできなかった。






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