『好き』なんだよ…






龍はニカッと笑う。





あたしの顔は熱を持っていて真っ赤。





「ほろ、瑠花の心ん中は嘘つきじゃない。顔、真っ赤だし。…まだ、好きなんだろ?? 裕のこと…」






「…うん///」






「今は、噂のことで別れちゃって、離れ離れでも、お前らの絆はそんなもんじゃないと思うぜ。どっかで、絶対につながってる。確かに、男が女に守られるなんて、情けないなんて思っちゃうけど、ちゃんと理由を伝えれば大丈夫だって…。」









龍の言葉に救われた。






「…ありがと。龍。」






「いいってことよ!! 」





ありがとう…龍。






話を聞いてもらえて楽になった。






< 170 / 234 >

この作品をシェア

pagetop