『好き』なんだよ…
ドンッ
「キャッ!! 」
俺と腕を組んでいた女子が倒れてきた。
「大丈夫!? 」
「大丈夫! 大丈夫! ちょつと人にぶつかっちゃって…。」
「大丈夫ならよかった。」
「はーい! 到着でーす!! 」
幸之介は声をあげた。
「え~!!ちょ~怖そう!!」
「大丈夫!! 出口で待ってるから! 行ってらっしゃい~!! 」
幸之介と俺は、女子たちを見送り、次の客を探しに行こうとした。
「痛って…。」
宣伝の看板を持とうとした腕に痛みがはしった。