『好き』なんだよ…
「よし!! できた!! もう大丈夫ですよ! 」
「ありがと。助かった。」
「いえ!/// 当たり前のことをしたまでですよ。それじゃ、そろそろあたし教室に戻らないと…。休憩中に出てきたんで…。」
グルっ
「あっ!! 」
ドサッ
「……」
沈黙が続く…。
今、はたから見たら、俺は、沢村楓を押し倒しているように見えてしまう。
沢村楓が立ち上がろうとしたときに、いすのキャスターが回って、転びそうになったのをそれを俺が反射的に止めようとして、手を出してしまい、こんなことになっている。