『好き』なんだよ…






「…裕。ちょっとここ寄って行きたい…。」




 瑠花が足を止めた。





 それは、大きな桜の木の都市伝説がある公園。





「どうした…? 瑠花…? 」




「さっき、待たせてごめんね…。」




「うん…。大丈夫だよ…。でも、何があったか教えてくれない?? 」




 さっきからのモヤモヤが消えなくて聞いてしまった。






「あっ…えっと…」






「…何? 」






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