ジェフティ 約束
「その剣はジャスティス!」
「なぜお前がここに!!」
長剣を体の前、顔の位置にまで引き上げて構えると、シェシルの足が大地を蹴った。ものすごい跳躍力で兵士たちの間合いに入り、剣を一振りする。
空中にまるで真空の空間ができたように見えた。シェシルの剣が空気を切り裂いたところだけが、青白く弧を描いて軌跡を残す。
シェシルはただ一振り、それだけだったのだ。
馬上の男たちの体から首がごろりとおち、馬に蹴られて地面をはねる。鎧をまとった重い体がぐらりとゆれ、馬の背中からどさりと滑り落ちた。
一瞬の迷いもためらいもない、非情の剣。
殺すため、それだけに振られた刃は、確実に狙った者の命を奪った。
「なぜお前がここに!!」
長剣を体の前、顔の位置にまで引き上げて構えると、シェシルの足が大地を蹴った。ものすごい跳躍力で兵士たちの間合いに入り、剣を一振りする。
空中にまるで真空の空間ができたように見えた。シェシルの剣が空気を切り裂いたところだけが、青白く弧を描いて軌跡を残す。
シェシルはただ一振り、それだけだったのだ。
馬上の男たちの体から首がごろりとおち、馬に蹴られて地面をはねる。鎧をまとった重い体がぐらりとゆれ、馬の背中からどさりと滑り落ちた。
一瞬の迷いもためらいもない、非情の剣。
殺すため、それだけに振られた刃は、確実に狙った者の命を奪った。