ジェフティ 約束
ラルフは、そのあまりの冷たい青白い閃光に両手が震えた。拳を両手で握り締めて、その場に小さくうずくまる。
シェシルは剣を一振りして血のりを飛ばしてから、兵士のマントでふき取り鞘に収めた。そして、頭と胴体の離れた体を掴むと、ずるずると引きずっていき森の中へと放りこむ。
その横顔にはもはや何の感情もない。瞳の輝きも体から噴出した殺気も一瞬で吹き消え去った。ラルフはまるではじめて会った人のように、シェシルを見つめた。
馬の鼻を撫でて落ち着かせてから、シェシルはラルフのうずくまっている森の茂みまで戻ってくる。
震えているラルフを見て、シェシルはなぜか苦笑した。まるで、こういう目で見られるのには慣れているのだといわんばかりに。
シェシルは剣を一振りして血のりを飛ばしてから、兵士のマントでふき取り鞘に収めた。そして、頭と胴体の離れた体を掴むと、ずるずると引きずっていき森の中へと放りこむ。
その横顔にはもはや何の感情もない。瞳の輝きも体から噴出した殺気も一瞬で吹き消え去った。ラルフはまるではじめて会った人のように、シェシルを見つめた。
馬の鼻を撫でて落ち着かせてから、シェシルはラルフのうずくまっている森の茂みまで戻ってくる。
震えているラルフを見て、シェシルはなぜか苦笑した。まるで、こういう目で見られるのには慣れているのだといわんばかりに。