ジェフティ 約束
ラルフは照れくさそうに額の傷を撫でた。
ジェイは自分の耳からピアスをひとつ外すと、ラルフに手渡した。それは――星のきらめく天空の破片――ラピスラズリだ。細いシルバーの繊細な装飾を施された強力な霊石。
「これは、私が生まれたときに、長老様からいただいたものなの。この石には特別な力があるのよ。これをラルフにもらってほしくて」
ジェイはラルフの手にそれを握らせた。
「この石はね、自分の大切な思いを貫き通す力を与えてくれるの」
ラルフは石をぎゅっと握り締め目を閉じる。
――君の笑顔をずっと守り続けたい。
「何か、お願い事した?」
ジェイの瞳が間近できらきらと輝いた。空を見上げると、東の空はすでに、ラピスラズリのような群青色だ。
ジェイは自分の耳からピアスをひとつ外すと、ラルフに手渡した。それは――星のきらめく天空の破片――ラピスラズリだ。細いシルバーの繊細な装飾を施された強力な霊石。
「これは、私が生まれたときに、長老様からいただいたものなの。この石には特別な力があるのよ。これをラルフにもらってほしくて」
ジェイはラルフの手にそれを握らせた。
「この石はね、自分の大切な思いを貫き通す力を与えてくれるの」
ラルフは石をぎゅっと握り締め目を閉じる。
――君の笑顔をずっと守り続けたい。
「何か、お願い事した?」
ジェイの瞳が間近できらきらと輝いた。空を見上げると、東の空はすでに、ラピスラズリのような群青色だ。