ジェフティ 約束
「アスベリア、私たちは罪を償うために、生きていかなくてはいけないんだ。いくらそれが辛くても、これが私の贖罪の形だと思っている」
「……戦場で死ぬよりも、苦しみは増すんだ」
アスベリアは唇をかみ締め、憎々しげに吐き捨てる。
「わかっている」
ノリスはそう一言呟くと、静かに身を翻した。部屋を出ていく一瞬、ノリスのマントのすそから見えた杖が、ノリスの怪我の重症さを物語っていた。
「オレは……、お前に生かされたなんて、まっぴら御免だ!」
ノリスがドアを閉める刹那、アスベリアは叫んだ。隙間から見えたノリスの寂しげな笑顔が、アスベリアの脳裏に焼きつく。
――それで、お前は満足か?
その時、聞いたことのある声で誰かが呟いた。
「……戦場で死ぬよりも、苦しみは増すんだ」
アスベリアは唇をかみ締め、憎々しげに吐き捨てる。
「わかっている」
ノリスはそう一言呟くと、静かに身を翻した。部屋を出ていく一瞬、ノリスのマントのすそから見えた杖が、ノリスの怪我の重症さを物語っていた。
「オレは……、お前に生かされたなんて、まっぴら御免だ!」
ノリスがドアを閉める刹那、アスベリアは叫んだ。隙間から見えたノリスの寂しげな笑顔が、アスベリアの脳裏に焼きつく。
――それで、お前は満足か?
その時、聞いたことのある声で誰かが呟いた。