ジェフティ 約束
長剣を握り締めて、ラルフはアスベリアを睨みつけた。
「いい瞳をしている。しかし、ここまでだ。巫女姫はいただいていく。これから先、もしお前が生きていれば、いつか再会できる時が来よう」
朝を迎えているのに、辺りは空一面に広がった煙の為に、とても薄暗く陰鬱な色をしていた。その中で、ラルフのアズライトブルーの瞳が、強い光を放ちアスベリアを見据えている。
その時、鋭い怒気を含んだ声が森のほうから飛んできた。
「それはさせないと言っただろう、アスベリア」
アスベリアは笑顔を張り付かせたまま、声のするほうに目を向けた。
「いい瞳をしている。しかし、ここまでだ。巫女姫はいただいていく。これから先、もしお前が生きていれば、いつか再会できる時が来よう」
朝を迎えているのに、辺りは空一面に広がった煙の為に、とても薄暗く陰鬱な色をしていた。その中で、ラルフのアズライトブルーの瞳が、強い光を放ちアスベリアを見据えている。
その時、鋭い怒気を含んだ声が森のほうから飛んできた。
「それはさせないと言っただろう、アスベリア」
アスベリアは笑顔を張り付かせたまま、声のするほうに目を向けた。