Princess of Magic

Magic Country<魔法の国>



庇「美味しかった?」

 『はい。とっても。』
庇「よかったわ」

 『あの…大切な話とは?・・・』

姫はとても緊張していた。

庇「あなたとあなたのお母さんについてのことよ」

 『おかあさん・・・のこと…』

庇「大丈夫?今から話すことはとても可笑しなことよ。でも事実なのだから落ちついて聞いて。」

 『はい。』

庇「あなたのお母さん陽さんはあるところの王女だったの。」

 『はい??あの…』

庇「そうよね。いきなり母親が王女なんて言われて分かるわけがないわね。」

 『あ・・・はい・・』

庇「姫ちゃんのお母さんは〈魔法の国〉という国の王女だったの」

 『え?魔法の国?王女?』
 何かいま変な単語と言葉が聞こえた気がした…

庇「やはり、もう覚醒しているのね」

 『覚醒??え?何がですか?』
 変な言葉と関係あるの??

庇「私は今、普通の人には分からない言語で魔法の国と言ったの。こっちではMagic Countryというのよ」

 『Magic Country・・・』




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