Princess of Magic
それから庇はまた昔話をした。
祇は姫と幼馴染だった。
祇と姫には不思議な力があったが、お互いにあったので、あるのが普通だと思って育った。極力力には頼らないように…
が、18歳になった時、力が暴走した。
もともと力が強かった二人が同時に暴走したのだ。
二人の住んでいた場所周辺は瓦礫の山と化した。
そして、死人も沢山出た。みんなは二人のことを追い出した。
二人は、
「きっと私たちのような人たちは世界中にいる」
と思い、その人たちを探しに行った。
そして沢山いた。その人たちはどこにいても不思議な力の所為で迫害をうけていた。
そして、祇率いる不思議な力を持つ人たちは自分たちで国を作りだした。
それが Magic Countryだった。そして祇と姫が1番力が強かったのと、助けた救世主として、王と妃になった。
そして、普通の人たちは知らぬまま。ほとんど外界と接触をせずに独自の進化を遂げた Magic Country がつい最近ほんの500年ほど前に見つけられた。
どこの国も Magic Country の技術を欲しがり戦争が起きかけた。
それをその時の王と妃が止めたのだ。
そして、その時の技術を少しだけずつ、それぞれの国に与え外界の政府に言った。
「我々は外界と接触するつもりはない。その技術を汝等の国で発展させれば良い。これ以上我々に干渉するならば、その国はどうなるかわからぬ」
とその時代の王は言った。
そして、それ以来外界との接触はない。と
そして、現在は Magic Country に住んでいるもの。
と外界に住んでいる者がいる。そして、外界に住んでいる者は一般人にばれないよう普通の人として生きている。