Princess of Magic


姫は話を聞いてから、唖然としていた。



 え?じゃあ、私の周りの不思議なことは・・・


庇「姫ちゃんの周りで変なこと起きなかった?物が少し浮いたりとか…」

 『少しでは、ありませんでしたが…ありました。台風がいきなり起こったり・・・』


庇「台風が?!いつ?」

 『お母さんが亡くなってすぐ位の時です…』

庇「(陽様がお亡くなりになって封印が弱まったのね…)その時はどうしたの?」


 『昔から怒ったり泣いたりの感情の起伏があると、不思議なことが起こったので、深呼吸をして気分を落ち着かせました。』

庇「そうだったの・・・ごめんなさい……今まで気付いてあげられなくって…」



 『いいえ。私が変だからと思って気付かれないようにしてきたので…』
庇「あなたは本当に強い子ね…」


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