Princess of Magic

役所のようなところはとても広かった。
建物に入ってすぐにロビーのような広い間に入り、そこから6本ほどの通路が伸びている。
妃芽はその6本のうちの1つに入って行った。


しばらく歩くと白い空間に出た。

 {ようこそ。ここは真名登録所です。あなたの名は何でしょうか?}
 
 自動音声…?こっちでは何ていうのかな??

 {あなたのお名前は?}
  
 『あっ!!私の名は妃芽と書いて ひめ と言います。』

 {妃芽…登録確認されています。外界での名は朱莉 姫。真名登録の仕方は・・・}

  『いいです。分かりますから。』
 {了解いたしました。それではあなたの真名を。}
 『私の真名は・・・。』
 
 {登録完了。どうぞ。そのままお進み下さい。お進み頂くと間に着きます。}

そこに道が開き姫は進んだ。――しばらくすると、ロビーのような場所に着いた。

 あっここ“間”って言うんだ。

庇「妃芽ちゃん!!良かった。ちゃんと出来たのね。」
 『はい。御心配おかけしました。自動音声のようなものが…』
庇「あぁ。そうだったわ!!じゃあ、学校に行きましょうか?」
 『はい』


二人はそのまま、学校へ向かった。



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