Princess of Magic
怜「使いって言うのは、魔者(ましゃ)と違って、寿命が決められてはいないんだ。」
『決められていない?不死ってことですか?それと、魔者ってなんですか?』
怜「不死ってわけじゃないんだけどね。あと、魔者って言うのは妃芽たちの世界で言うと・・・・魔法使い?のことだよ。つまり妃芽や陽様のこと。」
魔者って言うんだ…
『ごめんなさい。話の腰を折らせてしまい…続けて下さい。』
怜「うん。でね、使いって言うのは…このMagic Countryの6割もいて、魔者は使いと契約を交わすんだ。お互いに利益のある契約をね。その契約は個人個人で別々なんだけど、俺らの場合は、陽様に使えること。だったんだ。」
『使えること?お母さんに?でも、それだと怜さんや庇保さんに利益はありませんよね?』
怜「うん。俺ら陽様の使いは全員自分たちから、使えさせて欲しいって頼んだからね。使えさせてくれただけでも十分だったんだよ。でも、普通は魔者が自ら使いを見つけて契約を交わすんだ。」
『どうして、お母さんに?やっぱりお姫様だったから?』
妃芽はどうしても不思議だった。自分が使いの立場でも得のない契約など交わしても意味がないと思ったからだった。
怜「ううん。ちがうよ。そんなんじゃなくて、陽様のお人柄に惹かれたんだ。俺らは魔者と違って魔力も沢山あるし俺らを取り込むと自身が強くなれる。
そういう理由で悪いやつらが俺らを狩るんだ。そして高値で取引される。」
話の内容に妃芽は“どうしてそういう非人道なことができるのか。”と思った。
怜「でも、陽様はそういう奴らを見つけるために御自ら町に繰り出していたんだ。陽様は攻撃の魔法よりも防御、治癒、何よりも感覚に優れていたから…」
魔法には色々あるんだ…
『・・・え?でも、お母さんってお姫様だったんですよね?なら・・・』
怜「もうそりゃあ、城中大騒ぎ!誰にも言わずに誰か使い一人だけしか連れて行かなかったからな。
でも、そういう陽様だったから俺らは惹かれたんだ。
俺や庇保はまだマシな方だよ。捕まえられそうになっていたところを助けられたからな。でも酷いやつは暴行までされていた・・・だが、陽様はそういう奴ら一人一人に城の部屋を与えて立ち直れるまで面倒見続けた。
助けられた4割くらいの奴らが陽様の使いの契約をしたんだ。」
『ほかの人たちはどうなったんですか?』
怜「城で働いてる。使いと魔者に差別は無いからね。」
『そうなんですか。』
お母さんはすごかったんだね…
怜「大分話はずれたけど、使いについては分かった?」
『はい。ありがとうございました。』
『決められていない?不死ってことですか?それと、魔者ってなんですか?』
怜「不死ってわけじゃないんだけどね。あと、魔者って言うのは妃芽たちの世界で言うと・・・・魔法使い?のことだよ。つまり妃芽や陽様のこと。」
魔者って言うんだ…
『ごめんなさい。話の腰を折らせてしまい…続けて下さい。』
怜「うん。でね、使いって言うのは…このMagic Countryの6割もいて、魔者は使いと契約を交わすんだ。お互いに利益のある契約をね。その契約は個人個人で別々なんだけど、俺らの場合は、陽様に使えること。だったんだ。」
『使えること?お母さんに?でも、それだと怜さんや庇保さんに利益はありませんよね?』
怜「うん。俺ら陽様の使いは全員自分たちから、使えさせて欲しいって頼んだからね。使えさせてくれただけでも十分だったんだよ。でも、普通は魔者が自ら使いを見つけて契約を交わすんだ。」
『どうして、お母さんに?やっぱりお姫様だったから?』
妃芽はどうしても不思議だった。自分が使いの立場でも得のない契約など交わしても意味がないと思ったからだった。
怜「ううん。ちがうよ。そんなんじゃなくて、陽様のお人柄に惹かれたんだ。俺らは魔者と違って魔力も沢山あるし俺らを取り込むと自身が強くなれる。
そういう理由で悪いやつらが俺らを狩るんだ。そして高値で取引される。」
話の内容に妃芽は“どうしてそういう非人道なことができるのか。”と思った。
怜「でも、陽様はそういう奴らを見つけるために御自ら町に繰り出していたんだ。陽様は攻撃の魔法よりも防御、治癒、何よりも感覚に優れていたから…」
魔法には色々あるんだ…
『・・・え?でも、お母さんってお姫様だったんですよね?なら・・・』
怜「もうそりゃあ、城中大騒ぎ!誰にも言わずに誰か使い一人だけしか連れて行かなかったからな。
でも、そういう陽様だったから俺らは惹かれたんだ。
俺や庇保はまだマシな方だよ。捕まえられそうになっていたところを助けられたからな。でも酷いやつは暴行までされていた・・・だが、陽様はそういう奴ら一人一人に城の部屋を与えて立ち直れるまで面倒見続けた。
助けられた4割くらいの奴らが陽様の使いの契約をしたんだ。」
『ほかの人たちはどうなったんですか?』
怜「城で働いてる。使いと魔者に差別は無いからね。」
『そうなんですか。』
お母さんはすごかったんだね…
怜「大分話はずれたけど、使いについては分かった?」
『はい。ありがとうございました。』