Princess of Magic
庇「怜は昔から話がずれすぎよ。おかげで3分で終わる話が20分もかかったじゃない」

 『あの…それは、私が話の腰を折ってしまった所為ので…怜さんを怒らないでください...』

庇「・・・・・妃芽ちゃんがそういうなら仕方ないわ。怜。妃芽ちゃんに感謝なさい。」
怜「妃芽ちゃんありがとう!!」

 か!可愛い…なんかこう…小動物みたい!!


庇「さ、そろそろ町に出ましょう?学園に必要なものを買いに行かないとね。」

 『はい。それでは、怜さんまた、来ていいですか?』
怜「うん!!いつでも来て!!またね」


そこで扉が閉まった。

庇「騒がしいでしょ?あの子。」

 『・・・怜さんのことですか?』
庇「えぇ。陽様ったら怜に学校を預けて外界に出たものだから。妃芽ちゃんにあえて嬉しかったのね。姉のように慕っていたから。」

 『そうだったんですか。でも、きっとお母さんも怜さんが可愛かったと思いますよ。私的には小動物みたいで…』

庇「ふふふ。陽様と同じことを言うわね。陽様も怜を見て小動物みたいと仰っていたわ。」


 お母さんが・・・

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