Princess of Magic
姫嘉が言っていた“見たもの”とは、妃芽の過去にあった出来事だった。
* * * *
* * *
あれはまだ、私が小学校中学年の時…
放課後、先生に呼ばれて、学校行事とかお母さんのこととかを言われて話が終わって、教室に鞄を取りに帰ると…
A「ねぇねぇ、妃芽ちゃんってなんであんなになれなれしいの?」
B「あ~それ、私も思った~」
A「初めは敬語だよね?普通」
B「うん。それにあの子変な噂あるし、怖くない?」
A「怖いよね~」
B「あっ!!ヤバッ!!もうこんな時間!塾行かなきゃ!!」
A「じゃあ、ばいばい」
二人の会話はそこで終わったけど…私の心には敬語を使わなきゃいけない。それが刻み込まれた…
* * * *
* * *
もう、こっちでは、関係ないのに…まだおびえてる私がいる…こんな弱虫誰も好いてはくれないのに…
妃芽が回想や姫嘉と話している間に庇保はアルに外界での出来事を話していた。
ア「大変だったんだね…こんなにまだ幼いのに…」
庇「えぇ。私もつい最近なの。覚醒していたことを知ったのは…」
ア「もう成人の儀は済ませたのかい?」
庇「まだよ。そのために今日はスティックを・・・・・・あぁ!!そうだったわ!!スティックを作りに来たのよ!!すっかり長話をしちゃったわね。」
ア「初めから、言ってくれていればよかったのに…。」
庇「ごめんなさいね。妃芽ちゃん!!スティックを作らないと!!」
『あっ!!はい。よろしくお願いします。アルさん』
ア「いえいえ。こちらこそよろしくお願いします。妃芽様」
『あの…』
ア「どうしたんだい?」
『その…様づけをやめていただきたいんですが…』
ア「・・・じゃあ、プリンセスかい?地位的には間違っちゃいないが…」
『普通に妃芽で・・』
ア「恐れ多い!!庇保はたしか妃芽ちゃんだったね。」
庇「えぇ。」
ア「なら、私もそれで。いいかい?妃芽ちゃん。」
『あっ!はい!!ありがとうございます。』
ア「いいんだよ。さ、スティックを作る部屋はこっちだよ。」
妃芽と庇保はアルに導かれて狭い店の奥へと進んで行った。
* * * *
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あれはまだ、私が小学校中学年の時…
放課後、先生に呼ばれて、学校行事とかお母さんのこととかを言われて話が終わって、教室に鞄を取りに帰ると…
A「ねぇねぇ、妃芽ちゃんってなんであんなになれなれしいの?」
B「あ~それ、私も思った~」
A「初めは敬語だよね?普通」
B「うん。それにあの子変な噂あるし、怖くない?」
A「怖いよね~」
B「あっ!!ヤバッ!!もうこんな時間!塾行かなきゃ!!」
A「じゃあ、ばいばい」
二人の会話はそこで終わったけど…私の心には敬語を使わなきゃいけない。それが刻み込まれた…
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もう、こっちでは、関係ないのに…まだおびえてる私がいる…こんな弱虫誰も好いてはくれないのに…
妃芽が回想や姫嘉と話している間に庇保はアルに外界での出来事を話していた。
ア「大変だったんだね…こんなにまだ幼いのに…」
庇「えぇ。私もつい最近なの。覚醒していたことを知ったのは…」
ア「もう成人の儀は済ませたのかい?」
庇「まだよ。そのために今日はスティックを・・・・・・あぁ!!そうだったわ!!スティックを作りに来たのよ!!すっかり長話をしちゃったわね。」
ア「初めから、言ってくれていればよかったのに…。」
庇「ごめんなさいね。妃芽ちゃん!!スティックを作らないと!!」
『あっ!!はい。よろしくお願いします。アルさん』
ア「いえいえ。こちらこそよろしくお願いします。妃芽様」
『あの…』
ア「どうしたんだい?」
『その…様づけをやめていただきたいんですが…』
ア「・・・じゃあ、プリンセスかい?地位的には間違っちゃいないが…」
『普通に妃芽で・・』
ア「恐れ多い!!庇保はたしか妃芽ちゃんだったね。」
庇「えぇ。」
ア「なら、私もそれで。いいかい?妃芽ちゃん。」
『あっ!はい!!ありがとうございます。』
ア「いいんだよ。さ、スティックを作る部屋はこっちだよ。」
妃芽と庇保はアルに導かれて狭い店の奥へと進んで行った。