ぶたさん4
 さるさんが急に真面目な顔になっても、ぶたさんはフワフワしたままでした。 あるいは、もうその先の言葉に気付いていたのかもしれません。 点数のわかっている答案を返される生徒のように、ぶたさんはあきらめにも似た想いを抱きながら、言葉の続きを待ちました。
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